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新北市立聯合醫院(連合病院)

新北市立連合病院は、以前は台北県立医院と呼ばれ、台北市の三重区と板橋区の医療と福祉サービスを提供しており、これらの地区で最も信頼性の高い健康増進活動拠点病院となることに全力を尽くしています。同病院の医療サービスは2つのキャンパスを拠点としており、ITチームは両方のキャンパスを管理しています。クライアント側のコンピュータを正常な状態に保ちながら、バックエンドで使用されるHIS医療情報システムのメンテナンスとアップデートを行っています。IT主任であるChuan-Chung Chen氏によると、IT部門は現在、6人の従業員が数百台のコンピュータを管理し、スタッフがシステムを習熟できるようサポートしているといいます。時間的な制約のあるメンテナンス業務に対処するのは大変です。それを解消するために、IT部門は端末機器の自動管理処理が可能なソリューションの確立を模索してきました。

 

古い機器のメンテナンスは厄介で、IT担当スタッフの悩みの種でした。

人命救助を何より優先する病院で、医師のコンピュータがダウンした場合、MISは故障の原因を突き止め、一刻も早くコンピュータを復旧させる必要があります。一般の医療スタッフはコンピュータの内部構造に精通していないことが多いため、直面している問題の処理をMISがサポートするのは困難でした。Chen氏は、次のように指摘しています。「物理的な事柄は時間がかかります。マイクロソフトのRDP(リモートデスクトッププロトコル)も試しましたが、クライアント側とバックエンド側を同時に診断することができず、ITスタッフがユーザーとコミュニケーションをとるのは困難でした。メンテナンスのプロセスを簡素化するためには、他の方法を探る必要がありました。」

 

スマートな自動管理システムで医療の質とエネルギー効率を向上

端末機器の自動管理を実行するには、集中管理を可能にするITインフラを導入する必要があります。新北市立連合病院は、必要な評価とテストを経て、ASUSのシンクライアントアーキテクチャを導入して、診療所とカスタマーサービスカウンターのすべてのコンピュータを置き換えることを決定しました。これにより、情報システムの運用を質的に向上させ、ITチームの作業効率と革新能力を高めるのが狙いでした。

 

Chen氏は、ASUSシンクライアントシステムは、クライアント側のコンピュータのトラブルシューティング時間を短縮できると述べています。ソフトウェアのアップデートが予定される場合、ASUS Control Center(ACC)ソフトウェアがそれをスケジュールに入力し、端末コンピュータは自動的にアップデートされます。これは社内の自動管理プロセスの確立に非常に役立ちます。ACCは、メモリ使用量の急増など、端末のどれかに異常が発生した場合、トラブルを回避できるように、クライアント端末を稼働させつつITスタッフに迅速に警告を発するアクティブレポート機能を備えています。長期間にわたってACCに蓄積されたシステムに関するメッセージは、情報チームがIT展開する際の参考にされます。

 

コスト管理の観点からは、一般的なPCが250Wの電力で動作するのに対し、ASUSシンクライアントは最大40Wに抑えることができます。新北市立連合病院では、第1段階として80台の端末を入れ替えるため、節電効果は絶大です。さらに、業務終了後もコンピュータの電源を入れたままにしている人がいれば、MISはACCを通じて遠隔操作でそのコンピュータの電源を切ることができ、無駄な電力消費を防ぐことができます。

 

コンパクトながら洗練されたASUSシンクライアントは、同病院の医師や看護師の医療サービスの質の向上に大きく貢献しています。病院の診療室には医療用品やI/O機器など多くの物品があるうえ、患者の病歴記録をメモするスペースも必要なため、デスクトップを設置するスペースはかなり限られています。デスクの上にPCがあると、医師の作業に支障をきたします。

 

 

「デスクの上にPCがあると卓上が手狭になり、ぶつかったり、ケーブルにつまずいたり、うっかり触れてはいけないものに触れたりすることがよくあります。その結果、臨床作業の質が低下し、ITスタッフに余計なプレッシャーがかかっていました。ACCシンクライアントを導入したことで、このような問題のほとんどは過去のものとなりました。今では作業スペースが大幅に広がり、その結果、作業環境はより快適になり、スタッフはこれまで以上に効率的に働くことができるようになりました。」

 

 

顧客中心の積極的で熱心なサービスにより、主要システムの互換的な問題を解決

ソリューションの評価段階において、同病院はメーカーからのフォローアップのサポートサービスとシステムの互換性を重視しました。ASUSの技術チームは、導入プロセスにおいてテストと統合に関するアドバイスを提供しました。さらに、特定の製品機能の強化を支援し、シンクライアントとASWMソフトウェアがWindows XP上で動作するようにしました。

 

 

「ASUSは、病院が必要とするすべてのカスタマイズに対応し、すべてのニーズを機能に変換して提供してくれました。例えば、ACCがサポートするリモート配信ソフトウェアに多くのファイルフォーマットを追加したり、リモート配信機能を病院が使用しているものに近づけるために修正したりしてくれました。」

 

 

Chen氏は当初、仮想版のシンクライアントシステムを検討していました。その他のソリューションも検討した結果、ASUSのシンクライアントが最良の選択肢であることが明らかになりました。ネットワークが中断した場合でも端末機器から独立して動作することができるからです。さらに、全体的なメリットが他のソリューションよりもはるかに大きかったため、同病院はASUSのソリューションを選択しました。第1段階での実績を踏まえ、Chen氏は現在、次なるアップグレードを計画しており、より多くのPCをASUSのシンクライアントに変えたいと考えています。次に計画しているのが、スタッフのトレーニングで、簡単にアクセスできるモジュラー設計の利点を生かして、必要なときにいつでも自分で部品を交換できるようにするのが目的です。Chen氏は、スタッフが必要に応じてタイムリーにシステムをオンラインに戻せるようにすることも視野に入れています。スタッフの効率性の向上は、病院の患者へのサービスの質の向上につながります。時間の節約、ランニングコストの節約、そして患者を救うこと、です。

 

ASUS Control Center (ACC)ソフトウェア

ASUS Control Centerは、斬新な集中型IT管理ソフトウェアです。ASUSのサーバー、ワークステーション、ノートPC、デスクトップPC、オールインワン(AiO) PC、シンクライアント、デジタルサイネージなどの市販製品を監視・制御することができます。ASUSは、あらゆる業種の大企業や中小企業およびデータセンター向けに、便利で適切、安全でコスト削減を実現するソリューションを提供することに注力しています。ASUS Control Centerを利用することで、最も困難な現代のIT環境の要求に対応することができます。

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