アップデート : 2024/11/21 13:32:05
ASUSは本日、ESC N8-E11サーバーがベトナムで新設されたFPT AI Factoryに導入されることを発表しました。この発表は、FPTコーポレーションが主催する年次技術フォーラムFPT Techday 2024で行われました。このフォーラムには数千人が参加し、さまざまな分野の中堅・大手企業が一堂に会しました。
ベトナムと日本におけるAIファクトリーの開発と運用を促進するため、FPTとNVIDIA®の呼びかけに応じて、ASUS、DDN Storage、ヒューレット・パッカード エンタープライズ、SCSK、VAST Dataなど、業界をリードする国際企業が一堂に会しました。このパートナーエコシステムは、専門知識、リソース、ネットワークを組み合わせ、AIイノベーションを絶えず拡大する強力な拠点としてAIファクトリーの潜在能力を解き放ち、同時にベトナムと日本のソブリンAIを強化します。
FPT Techday 2024のイベントで、ASUSの東アジアおよびインドシナ地域担当ディレクターであるJason Chung氏は、次のように述べました。「ASUSはNVIDIAクラウドパートナープログラムの主要パートナーの一つです。大規模なAIサーバーの導入と運用における当社の経験を活かし、この先駆的な事業においてFPTとNVIDIAと提携できることをうれしく思います。私たちは力を合わせて、ベトナムと日本の企業がAIの力を活用できるようにします。イノベーションとコラボレーションを促進することで、AI時代に取り残される企業がないようなエコシステムを構築します。」
このイベントには、FPTコーポレーション会長のチュオン・ザー・ビン(Truong Gia Binh)博士の他、大手グローバルテクノロジーベンダ6社の代表者も出席しました。
ベトナムのFPT AI Factoryには、ASUS ESC N8-E11サーバーが導入される予定です。この7Uデュアルソケットサーバーは、第5世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーと8つのNVIDIA H100 Tensor Core GPUを搭載しています。AIとデータサイエンスの開発を加速するために設計されたESC N8-E11は、専用の1GPU・1NICトポロジーを提供し、最大8つのNICをサポートして、計算集約型のワークロード中に最高のスループットを実現します。運用コストを削減するため、ASUS ESC N8-E11は効果的な冷却性能と革新的なコンポーネントを提供するよう設計されており、熱効率、拡張性、前例のないパフォーマンスを実現します。
サーバーのその他の機能には以下が含まれます。
FPT AI Factoryが提供するのは、「エンドツーエンドのAI製品ライフサイクルのための包括的なスタックです。これは、数千のNVIDIA GPU(H200、H100、および今後発売されるもの)を活用し、最新のNVIDIA AIエンタープライズソフトウェアおよびフレームワーク、NVIDIA NeMo™、NVIDIA Omniverse™と併用します。FPT AI Factoryは、企業、研究者、イノベーターにスケーラブルなGPUスーパーコンピューティングを提供し、高度なAIソリューションをゼロから開発できるようにします。機密情報を保護し、権限を維持しながら、市場投入までの時間を短縮します。この製品は、顧客が大規模なAIおよび機械学習のワークロードに対してリソースとプロセスを迅速に管理することを可能にし、総所有コストを最大45%削減します。」
Ubiquitous AI.Incredible Possibilities(ユビキタスAI。信じられないほどの可能性)戦略のもと、ASUSは、AIを誰もがどこでも利用でき、利益をもたらすことを目指しています。
ASUSは、AIソリューションを世界中で利用可能にすることに取り組んでおり、AIイノベーションをリードしています。FPT Techday 2024でのスピーチで、ASUSの東アジアおよびインドシナ地域担当ディレクターであるJason Chung氏は、最先端のテクノロジーを通じて産業の変革に尽力するASUSの姿勢を強調しました。
高性能コンピューティング(HPC)データセンターの分野では、ASUSは先進的な空冷および液冷ソリューション技術を搭載したRSシリーズおよびESCシリーズのGPUサーバーを導入しています。これらの機能の強化により、優れたパフォーマンスと効率性が確保されます。さらに、ASUSは生成AI、LLMトレーニング、推論、機械学習の分野でも進歩を遂げ、多様なビジネスニーズに対応しています。
イノベーションに加えて、ASUSは、ESC N8、ESC4000、ESC8000シリーズなどのGPUサーバーの専門知識を活用し、お客様ごとにAIソリューションをカスタマイズするコンサルティングサービスを提供しています。同社の包括的なアプローチは、大規模なAIテクノロジーにおけるリーダーシップと、さまざまな分野における業務効率の向上に対する取り組みを強調しています。
ASUSのサーバーチームは、インド、シンガポール、台湾など、世界各地で同様の成功プロジェクトを実施してきました。とくに最近の事例としては、2024年初頭に、エンドツーエンドのデジタル変革のリーディングプロバイダーであるYotta Data Servicesと協力し、インド初のAI中心のクラウドであるShakti Cloudを立ち上げたことが挙げられます。
ASUSのESC N8-E11サーバーは、AIに特化したプラットフォームとの完璧な相乗効果により、Yotta Shakti Cloudのインフラの強力な選択肢となりました。最新のNVIDIA HGX H100 GPUを搭載したESC N8-E11は、ユーザーが遭遇する要求の厳しいワークロードに理想的な卓越した処理能力を提供します。
また、ESC N8-E11は複雑なAIモデルのトレーニング時間を短縮し、大規模なデータセットをよりスムーズに処理することができます。さらに、このサーバーのモジュラー設計により、ユーザーベースの増加に合わせて容易に拡張できるため、クラウドインフラストラクチャは全面的なオーバーホールを必要とすることなく、需要の増加に対応することができます。
ASUSはUbilinkと協力して、台湾最大のスーパーコンピューティング施設を構築し、45.82 PFLOP/sを実現しました。このプロジェクトは戦略的提携の力を示す好例であり、人工知能の分野において、画期的なパフォーマンスの達成を可能にします。
Yotta Data Services、Shakti Cloud、プロジェクトの詳細については、https://servers.asus.com/jp/stories/yotta-h100-server-success をご覧ください。
AIサーバーおよびインフラソリューションの詳細については、AIサーバーおよびインフラソリューションをご覧下さい。