[マザーボード] DIMM Fit Pro の概要

アップデート : 2025/10/06 10:23

[マザーボード] DIMM Fit Pro の概要

DIMM Fit Pro は、DIMM Fit の上位バージョンです。BIOS はユーザーが調整したいメモリー パラメーターに基づいて調整を最適化します。

DIMM Fit について、詳しくは [マザーボード] DIMM Fit の概要 をご覧ください。

参考:DIMM Fit と同様に、調整プロセス中はビデオ出力(画面表示)がされず、システムの再起動が発生しますが、これは正常な動作です。調整には時間がかかる(場合によっては数時間かかる)場合があります。調整中は電源を切ったり、他の操作をしたりしないでください。

 

目次:

 

 

マザーボードが DIMM Fit Pro に対応しているかどうか確認する方法

DIMM Fit に対応しているマザーボードは、BIOS を最新バージョンに更新することで DIMM Fit Pro に対応します。[Pro WS ワークステーション マザーボード(例:Pro WS W880-ACE SE)および Pro ビジネス マザーボード(例:Pro B860M-C-CSM)を除く]

お使いのマザーボードが DIMM Fit に対応しているか確認する方法について、詳しくは [マザーボード] DIMM Fitの概要 をご覧ください。

 

 

BIOS で DIMM Fit Pro を有効にする方法

以下の例では、マザーボードに ROG STRIX Z890-E GAMING WIFI を使用、BIOS で XMP を有効化し、メモリー周波数を 6000MHz にオーバークロックした状態を使用しています。

(メモリーで XMP などのオーバークロック オプションを有効にする方法について、詳しくは [マザーボード] BIOSでXMP/EXPO/DOCPを設定してメモリーパフォーマンスを最適化する方法 をご覧ください。 )

*メモリーの個体差や互換性の問題があるため、当社ウェブサイトの QVL(Qualified Vendor List)に掲載されているメモリーの使用をおすすめします。

 

1. システム起動時の起動画面中(POST時)に<F2>または<Delete>を押して BIOS セットアッププログラムを起動します。 

 

2. <F7>を押して Advanced Mode に切り替えます。

 

3. Ai Tweaker タブに移動します。

 

4. 画面を下にスクロールして DRAM Timing Control を選択します。

 

5. DIMM Fit を選択します。

 

6. DIMM Fit Pro を選択します。

 

7. DIMM Fit Pro 画面が表示されます。

    参考User Guide では、DIMM Fit Pro の詳細な説明が確認できます。使用前にご一読ください。

    

 

8. DIMM Fit Pro 使用して初めてメモリーのオーバークロック パラメーターを調整する場合、または新しいオーバークロック パラメーターを追加する場合は、DRAM Timing Control ページで DRAM Fit Pro チューニングリストに追加したいオプションを選択します。

    (DRAM CAS# Latency を追加する場合、DRAM CAS# Latency にカーソルがある状態で キーボードの<左 Shift>+<F1>を押します。)

    

    追加を確認するメッセージが表示されたら Yes を選択します。

    

    参考:チューニングリストには最大 20 個までアイテムを追加できます。

 

9. パラメーターを追加したら、DIMM Fit Pro 画面に入り、追加したチューニングリストのパラメーターを調整します。下図では、例として DRAM CAS# Latency のパラメーターを 30 に調整しています。

    電源関連のオプションはプリセットされていますが、必要に応じて調整することが可能です。下図では、例として MC Voltage Calculation Voltage Base を[Enabled]に設定しています。

    

    参考:すべてのオプションの設定値には上下限が設定されています。

 

10. Fail to Next を選択します。デフォルトは[Disabled]です。

     [Disabled]を選択した場合、設定した範囲内のすべてをチューニングしてから次にオプションに進みます。

     [Enabled]を選択した場合、以前より優れたパラメーターが見つかった時点でチューニングを停止し、次のオプションに進みます。

 

11. DIMM Fit Pro Loops を選択し、チューニング回数を入力します。実行回数が多いほど精度は向上しますが、テスト時間も長くなります。[2]回に設定することをおすすめします。

 

12. Run DIMM Fit Pro を選択し、[Enabled]に設定します。

 

13. <F10>を押して OK を選択すると、設定が保存され調整が開始されます。

参考:DIMM Fit と同様に、調整プロセス中はビデオ出力(画面表示)がされず、システムの再起動が発生しますが、これは正常な動作です。調整には時間がかかる(場合によっては数時間かかる)場合があります。調整中は電源を切ったり、他の操作をしたりしないでください。

 

14. 自動調整が完了するとシステムは自動的に再起動します。起動画面に「DIMM Fit Completed Successfully.」と表示されていれば調整は成功です。<F1>を押して UEFI BIOS Utility を起動します。

 

 

 

よくあるご質問(FAQ)

Q1: チューニングリストに追加したオプションを削除するにはどうすればよいですか?

A1: 以下の方法で追加したオプションを削除できます。

      1. 削除したいオプションを選択します。(例:DRAM RAS# to CAS# Delay Read)

      

      2. <左 Shift>+<F2>を押すと、確認メッセージが表示されるので Yes を選択します。

      

 

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