[マザーボード] BMCファームウェアの更新方法
BMCファームウェアの更新により、操作性と安定性の向上に役立つ可能性があります。
ご使用のモデルに合わせて適切なBMCファームウェアの更新方法をお選びください。
目次
トピック 1. BMCファームウェアのダウンロード
トピック 2. BMCチップの確認
トピック 3. BMCファームウェアの更新
方法 1: Web UIでBMCファームウェアを更新する（全モデル対応）
方法 2: DOSでBMCファームウェアを更新する（ASPEED AST-2500搭載モデルのみ）
方法 3: OS上BMCファームウェアを更新する（ASPEED AST-2600搭載モデルのみ）
I. WindowsでBMCファームウェアを更新する
II. LinuxでBMCファームウェアを更新する
トピック 4. よくあるご質問（FAQ）
Q1: WebUI - ASMB9-iKVMにログインできません
Q2: BMCファームウェアのバージョンを確認する方法は？
トピック 1. BMCファームウェアのダウンロード
（Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI II の例）
1. ASUSダウンロードセンター にアクセスし、お使いのマザーボードのモデル名（例: Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI II）を入力して選択し、画面右側に表示される［ドライバーとツール］をクリックします。
2. ［BIOS & FIRMWARE］タブをクリックし、新しいBMCファームウェアをダウンロードします。
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トピック 2. BMCチップの確認
（Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI II の例）
1. ASUSウェブサイト にアクセスし、お使いのマザーボードの製品ページに移動します。概要ページ内で搭載されているBMCチップセットを確認することができます。
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トピック 3. BMCファームウェアの更新
（Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI II の例）
方法 1: Web UIでBMCファームウェアを更新する（全モデル対応）
1. システムの電源を入れ、POST時に<F2>または<Delete>を押してBIOS Setup Utility（UEFI BIOS Utility）を起動します。
BIOS Setup Utilityが起動したらAdvanced Modeに切り替えます。
2. Server Mgmtタブへ移動し、［BMC network configuration］を選択します。
3. BMCのログインIPアドレスを確認します。（例: 200.200.30.19）
4. BIOS Setup UtilityがテキストモードのAptio Setupの場合も同様です。
5. ウェブブラウザーを起動し、アドレス欄に https://BMCログインIPアドレス を入力します。（BMCログインIPアドレスは先ほど確認したIPアドレスと同じです）
ASMB9-iKVMにログインします。アカウント名とパスワードの初期設定は（admin）です。
6. 左メニューのメンテナンスをクリックし、［ファームウェア更新］をクリックします。
7. ［ファイルを選択］をクリックし、ダウンロードした新しいBMCファームウェアファイルに含まれている ***.ima ファイルを選択します。
8. Full Flash（完全フラッシュ）オプションを選択します。
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方法 2: DOSでBMCファームウェアを更新する（ASPEED AST-2500搭載モデルのみ）
（Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI II の例）
1. ピュアDOSを起動可能なUBSストレージデバイスを用意します。
2. ダウンロードしたBMCファームウェアファイルをピュアDOS USBストレージデバイスのルートディレクトリにコピーします。
3. ピュアDOS USBストレージデバイスをBMCファームウェアを更新したいシステムのUSBポートに接続します。
4. システムの電源を入れ、POST時に<F8>を押すか、BIOS Setup UtilityからピュアDOS USBストレージデバイスを起動デバイスとして選択します。
5. ピュアDOSが起動したら、コマンドを実行します。
FLASH1.BAT または FLASH2.BAT を実行するには、Reademe.txt に記載の指示に従います。
以下は、FLASH1.BAT を実行た場合の例です。
6. ［Y］を入力し<Enter>を押すと、BMCファームウェアの更新が開始されます。
7. BMCファームウェアの更新が完了すると、システムは再起動します。
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方法 3: OS上でBMCファームウェアを更新する（ASPEED AST-2600搭載モデルのみ）
（Pro WS W790E-SAGE SE の例）
1. ダウンロードしたBMCファームウェアファイルをすべて展開します。Readme.txtをお読みください。
2. Readme.txt に従い、.bat または .sh を実行します。
I. WindowsでBMCファームウェアを更新する
FWUpdate_Win.bat ルートに変更し、管理者で次のコマンドを実行します。
FWUpdate_Win.bat -local
コマンドが正しく入力されると、更新プロセスが表示されます。
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II. LinuxでBMCファームウェアを更新する
1. USB LAN IPを設定します。BMCサイトのデフォルトUSB LAN IPアドレスは 169.254.0.17 です。システムUSB LAN IPとBMC USB LAN IPは、同じネットワークセグメント上にある必要があります。
例えば、BMC USB LAN IPを 169.254.0.USB LAN IP
2. ./FWUpdate_Linux.sh -local [ユーザー名] [パスワード] を入力します。
コマンドが正しく入力されると、更新プロセスが表示されます。
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トピック 4. よくあるご質問（FAQ）
Q1: WebUI - ASMB9-iKVMにログインできません
A1: 上記の手順に従って、ウェブブラウザー（WebUI）でBMCファームウェアを更新してください。それでもログインできない場合は、ファイアウォールを無効にしてから再度お試しください。
A2: ファームウェアの更新、ファイアウォールを無効にしてもログインできない場合は、パスワードのリセットをお試しください。
ご参考: 以下のコマンドはBMCのパスワードとすべての設定をリセットします。
Linux: ipmitool raw 0x32 0x66 （管理者として実行）
Windows: ipmitool -I ms raw 0x32 0x66 （管理者として実行）
下図は、Windowsで実行した場合の例です
ご参考: KCSを使用してIPMI拡張カードのパスワードをリセットする場合は、適切なOSを選択してください。
IPMI > In-Band driver type > Windows または Linux
Q2: BMCファームウェアのバージョンを確認する方法は？
A2: BIOS Setup Utility > Advanced Mode > Server Mgmt > BMC Firmware Revision でご確認いただけます。
または、WebUIにログインすることでもご確認いただけます。（下図参照）
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