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アップデート : 2022/03/12 10:00:00
キーポイント
台北(台湾)2022年3月21日 — サーバーシステム、サーバーマザーボード、ワークステーションの大手IT企業であるASUSは21日、主要な技術計算ワークロードを加速してデータセンターの革新を推進するため、すべてのサーバー製品ラインがAMD 3D V-Cache™テクノロジーを搭載した最新の第3世代AMD EPYC™プロセッサーをサポートすることを発表しました。ASUSは、SPEC.orgのSPEC CPU® 2017およびSPECjbb® 2015の両ベンチマークで現在1位で、パフォーマンスリーダーとしての地位を確立しており、ASUSサーバーの優位性を維持しています。
SPEC.orgによって実証された記録的なパフォーマンス
ASUSは、コンピュートリーダーとしてのパフォーマンスを持つAMD 3D V-Cache™搭載の第3世代AMD EPYC™プロセッサーの優位性により、SPEC CPU 2017主要ベンチマーク16指標のうち14指標で首位を獲得しました。特に、本プロセッサーシリーズの最上位プロセッサーであるデュアルAMD EPYC™ 7773Xを搭載したASUS RS720A-E11サーバーは、745 SPECrate®2017_fp_baseという世界最高水準のスコアを記録しました。AMD EPYC™ 7773Xプロセッサーを1基搭載した同系サーバーのRS520A-E11は、374 SPECrate®2017_fp_baseという記録的なスコアを達成しています。また、ASUSは、デュアル7773Xプロセッサー搭載のRS700A-E11-RS12Uで、Javaサーバー性能のSPECjbb 2015(Composite/MultiJVM)ベンチマークにおいて3つ項目でトップを獲得しました。この結果は、ASUSのサーバーが最新のAMD EPYC™
プロセッサーでリーダーシップを発揮し続け、サーバー業界に卓越したパフォーマンスを提供していることを示しています。
Table 1.SPEC CPU results
System Model | CPU | SPECrate®2017_int | SPECrate®2017_fp | SPECspeed®2017_fp | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Base | Peak | Base | Peak | Base | Peak | ||
RS720A-E11 | AMD EPYC™ 7773X (280 W, 64 cores, 2.2 GHz) |
864 | 928 | 745 | 775 | 295 | 298 |
RS520A-E11 | AMD EPYC™ 7773X (280 W, 64 cores, 2.2 GHz) |
440 | 475 | 374 | 390 | 193 | 197 |
Table 2.SPECjbb2015 results
Benchmark | System Model | JVM Name | JVM Version | max-jOPS | critical-jOPS |
---|---|---|---|---|---|
SPECjbb2015-Composite | RS700A-E11-RS12U | Oracle Java SE 17.0.1 | Java HotSpot 64-bit Server VM, version 17.0.1 | 372676 | 329839 |
SPECjbb2015-MultiJVM | RS700A-E11-RS12U | Oracle Java SE 17.0.1 | Java HotSpot 64-bit Server VM, version 17.0.1 | 388135 | 357221 |
SPECjbb2015-MultiJVM | RS700A-E11-RS12U | Oracle Java SE 17.0.1 | Java HotSpot 64-bit Server VM, version 17.0.1 | 513161 | 179204 |
無償のBIOSアップデートにより、ASUSサーバーの全製品との互換性を実現
ASUSでは、デュアルソケットのRS720AおよびRS700Aと、シングルソケットのRS520AおよびRS500Aシリーズサーバーの両方を提供することで、第3世代 AMD
EPYC™プロセッサーのラインアップに対応しています。TDPは240Wから280Wまで、コア数は16から64まで選択が可能で、すべて最新の768MB L3キャッシュを搭載しています。
ASUSのGPUサーバー製品であるESC8000AシリーズやESC4000Aシリーズは、最大4基のデュアルスロットAMD Instinct™アクセラレーター、Xilinx FPGAアクセラレーターカード、NVIDIA
GPUをサポートし、AI、ディープラーニング、HPCワークロードに最適化できるよう、新しいプロセッサーをサポートします。すべてのモデルがドロップインに対応しており、簡単なBIOSアップデートにより、AMD 3D
V-Cache™を搭載した最新の第3世代AMD EPYC™プロセッサーの全機能を利用できます。これにより、最新のAMDプラットフォームとの互換性だけでなく、パフォーマンスの向上と安定性を確保することができます。
テクニカル・コンピューティング向けの世界最高性能のプロセッサー
AMD 3D V-Cache™テクノロジーを搭載したAMD EPYC™ 7003シリーズのプロセッサーは、3DスタッキングなしのEPYC 7003シリーズと比較して、利用可能なL3キャッシュの量がソケットあたり768MBと3倍に増加します。これにより、既存のAMD EPYC 7003プラットフォームとのソケット互換性を保ちながら、EDA、CFD、FEAソフトウェアおよびソリューションなどの対象ワークロードの結果達成までの時間を短縮することができます。
AMD 3D V-Cache™を搭載した最新のEPYC™ 7003シリーズのプロセッサーは、メインメモリーよりも低レイテンシーでコアに近いL3キャッシュのプールを増やすことで、他の第3世代EPYC™ファミリーと同じ共有メモリアーキテクチャを利用しています。これにより、お客様は、コア数が少ないメインストリームプロセッサーであっても、性能を犠牲にすることなく、CCDあたり最大96MBのL3キャッシュをフルに活用することができるようになりました。
AMD、AMD Arrowロゴ、EPYC、AMD 3D V-Cache、およびこれらの組み合わせは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。
12022年3月21日現在、SPEC.orgで公開されている1チップおよび2チップの最高性能サーバーに基づく比較。SPEC、SPEC CPU、SPECrate、SPEC JBBは、Standard
Performance Evaluation Corporationの商標です。SPEC CPU 2017およびSPEC JBB 2015の詳細は、www.spec.org/cpu2017および www.spec.org/jbb2015 をご覧ください。
2MLNX-032:2022年2月14日時点のAMD内テストに基づくテクニカルコンピューティング比較における世界最高性能。32コアのEPYC 7573Xを実行する2Pサーバーと32コアのIntel Xeon
Platinum 8362を実行する2Pサーバーのコアごとのパフォーマンスリーダーシップ、トップオブスタック64コアEPYC 7773Xを実行する2Pサーバーとトップオブスタック40コアIntel Xeon Platinum
8380を実行する2Pサーバーの密度パフォーマンスリーダーシップにおける各アプリケーションテストケースシミュレーションの平均スピードアップに関するレーティングまたは1日当たりの作業を測定。結果は、シリコンのバージョン、ハードウェアおよびソフトウェアの構成、ドライバーのバージョンなどの要因によって異なります。