ASUS、次世代インフラソリューションをSC24で発表、 最先端冷却の新製品

アップデート : 2024/11/19 02:30:00

NVIDIA、Ubitus/Ubilinkと提携し、ASUSを基盤としたAIの未来を展示

 

キーポイント

 

  • NVIDIA AIサーバーの包括的なラインナップ:NVIDIA GB200 NVL72搭載のASUS AI PODおよびMGX搭載のESC 8000A-E13Pを始めとする多数の製品
  • 高度な冷却ソリューション:サイドカー式のリキッドツーエア冷却から、インロウ冷却液分配ユニット(CDU)式のリキッドツーリキッド冷却まで、最大95%の放熱を実現
  • 最強のデータセンター:ASUSは、45.82PFLOPS以上の処理能力を持つデータセンターをUbilinkが構築するのを支援し、顧客向けのグリーンエネルギーオプションも提供

ASUSは、SC24で次世代インフラソリューションを発表し、AIの未来を推進するよう設計された幅広いラインナップと先進的な冷却ソリューションを公開しました。展示の中心となるのは、ASUSがNVIDIA®、Ubitus/Ubilinkと協力して新たに開設したデータセンターを活用して、AI搭載のアバターとロボットのデモンストレーションを行い、スーパーコンピュータが膨大な演算処理を実行する方法です。これはASUSが構築した台湾最大の演算能力を持つデータセンターであり、グリーンエネルギーを必要とする顧客に柔軟な選択肢を提供できる点でも注目されています。ASUSは、AIスーパーコンピューティングのパイオニアとして実績を築いてきたトータルソリューションプロバイダであり、お客様に最大限の価値をお届けします。

 

あらゆるワークロードに対応する包括的なAIサーバーラインナップ

高性能コンピューティング(HPC)とAI駆動型アーキテクチャを通じて企業のデジタル変革を推進するため、ASUSはあらゆるシナリオに対応できるサーバーシステムのフルラインナップを提供しています。ASUS AI PODは、NVIDIA GB200 NVL72を搭載した完成されたラックソリューションで、GPU、CPU、スイッチをシームレスかつ高速通信で直接統合し、1兆パラメータのLLMのトレーニングを強化し、リアルタイムの推論を可能にします。NVIDIA GB200 Grace Blackwell Superchipと第5世代のNVIDIA NVLinkテクノロジを搭載し、リキッドツーエアおよびリキッドツーリキッドの冷却オプションを備えることで、AIコンピューティングのパフォーマンスを最大限に引き出します。

 

また、NVIDIA MGXアーキテクチャに完全準拠し、大規模な導入を迅速に行うことができるHPCサーバー、ESC 8000A-E13Pも展示します。多様なアプリケーションに対応する高密度GPUを備え、最大8枚の600ワットのデュアルスロットNVIDIA H200 NVLカードに対応します。ESC8000A-E13Pは、最適化されたサーバー構成で、高帯域幅のNVIDIA ConnectXおよびNVIDIA BlueField SuperNIC向けに5つのPCIe® 5.0スロットを備え、東西トラフィックを強化します。また、NVIDIA BlueField-3 DPUは、ソフトウェア定義ネットワーキング、ストレージ、サイバーセキュリティのラインレート処理を提供します。

 

生成AIアプリケーション向けには、ESC N8-E11Vプラットフォーム搭載のESC N8-E11Vや、最新のNVIDIA Blackwell GPU搭載のESC N8A-E13など、さまざまな先進的なソリューションも提供しています。これらのシステムは、多種多様なAIワークロードやアプリケーションでスケーラブルなパフォーマンスを発揮できるように設計されています。

 

高度な冷却ソリューションとサービス

データセンターの電力消費の大部分は、熱の管理と放散に費やされています。PUEを効果的に削減し、電力の節約を最大限に図ることは、すべてのデータセンターインフラの課題です。ASUSは、グローバルな冷却ソリューションプロバイダと提携し、さまざまなシナリオやニーズに対応できるコンサルタントサービスと適応型冷却ソリューションを提供しています。

 

当社のソリューションでは、NVIDIA GB200 NVL72を搭載したシングルキャビネットのASUS AI PODからデータセンター全体、さらには冷却水塔に至るまで冷却効率を最適化し、サイドカー式のリキッドツーエアの冷却またはインロウ冷却液分配ユニット(CDU)式のリキッドツーリキッドの冷却ソリューションの選択肢があり、最大95%の放熱を効果的に実現します。

 

ASUSは、各サーバーが実環境で最適に動作するように、熱設計を考慮するだけでなく、完全なソフトウェアスタックに対して不可欠な検証と受入サービスも提供しています。このプロセスには、スムーズな動作を保証するための電源、ネットワーク、GPUカード、電圧、温度の厳格なチェックが含まれます。包括的なテストの実施により、引き渡し前に問題を解決し、フル稼働時でも信頼性の高いデータセンターのパフォーマンスを確保します。

 

ASUSとUbilink:グリーンエネルギーオプションを備えた台湾のスーパーコンピューティングセンターの構築

ASUSは、Foxlink、Ubitus、Shinfox Energyの3社が設立したUbilinkと共同で、世界トップクラスのスーパーコンピューティングセンターの建設を完了しました。この世界クラスのデータセンターは、顧客が再生可能エネルギーだけを使ったパッケージを選ぶことができる点でも注目に値します。この画期的な成果はわずか3か月で実現され、45.82PFLOPSを超える優れたパフォーマンスを発揮できます。このデータセンターでは、パブリッククラウドサービス、AIコンピューティングのレンタル、サブスクリプションベースのクラウドサービスを提供します。

 

この成果は、世界中のお客様に高性能なインフラと革新的な冷却ソリューションを提供するというASUSのコミットメントを裏付けています。ASUSは、GPUサーバーから統合ラックまで、包括的なAIソリューションを提供しており、今後もパートナー企業と協力して、あらゆるワークロードに対応する先進的なソフトウェアプラットフォームとカスタマイズされたソリューションを提供し、クライアントがAI競争で優位に立つことを支援していきます。

 

ASUSは、お客様にとっての価値を追求し続け、素晴らしいAIの未来を形作り、次世代のインフラソリューションへの道を切り開いていきます。ASUSのAIインフラソリューションは、厳格なアプローチにより、スケーラブルで適応性の高いインフラを提供し、進化するAIの要件にシームレスに対応することで、長期的な成功に備えます。