ASUS、NVIDIA DSX AI Factoryプラットフォームを採用―収益化までの時間(Time to First Revenue)を大幅に短縮

アップデート : 2026/06/02 10:00:00

ASUS、NVIDIA DSX AI Factoryプラットフォームを採用―収益化までの時間(Time to First Revenue)を大幅に短縮

設計図(ブループリント)から導入までを網羅する包括的なAIファクトリー・ソリューションを提供。トークン生成の高速化と企業におけるAI活用を強力に推進

■発表のハイライト

  • トークン生成の高速化: ASUSは、最初のトークン生成までの時間(Time to First Token)を短縮するラックスケールのAIインフラストラクチャと導入ケイパビリティを提供
  • コンテキストメモリの強化: スケーラブルなAI推論などに最適化された、高性能ストレージおよびデータアーキテクチャ
  • 企業向けAI活用の実現: さまざまな業界の安全なオペレーションとイノベーションを支える、統合されたマルチターン(複数回の対話)およびエージェンティックAI(自律型AI)のワークフロー

ASUS Adopts NVIDIA DSX AI Factory Platform to Accelerate Time to First Revenue

ASUSTeK Computer Inc.(以下 ASUS)はCOMPUTEX 2026において最新のAIインフラストラクチャ・ソリューションを披露し、NVIDIA、Intel、AMDなどのエコシステムリーダーとの協業によるエンドツーエンドの「AIファクトリー」機能を発表しました。ASUSは、ラックスケールのAIファクトリーやPODアーキテクチャから、超高速なコンテキストメモリ・ストレージソリューション、さらには企業向けの即戦力となるエージェンティックAIアプリケーションに至るまで、インフラ設計・導入から大規模なトークン生成、推論、そして実ビジネスへの適用まで、AIライフサイクル全体を支える網羅的な基盤を提供します。

 

ASUSは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキング、ソフトウェアを高度に統合した柔軟なソリューションを提供することで、企業がインフラを大規模に構築・展開・最適化できるよう支援します。これにより、市場投入までの時間を大幅に短縮しながら、AI主導の競争環境における運用効率、コスト効率、そして戦略的俊敏性(アジリティ)を最大化します。

 

NVIDIA DSXによるトークン生成の高速化

ASUSは、100%液冷対応のラックスケール・プラットフォームXA VR721-E3」(NVIDIA Vera Rubin NVL72搭載ASUS AI POD)により、AIインフラの最前線を走っています。このプラットフォームは、数兆パラメータ規模のモデルや次世代AIファクトリー向けに専用設計されています。この高度なAI機能を迅速に導入し、トークン生成においてNVIDIA DSXプラットフォームを最大限に活用できるよう、ASUSは顧客企業がAIファクトリーの設計図を実際の導入準備が整ったインフラへとシミュレーションする支援を行います。

 

ASUSのラックスケールAIシステムとNVIDIA DSXを統合することで、顧客は物理的な構築を開始する前に、電力供給、冷却設計、ネットワークトポロジー、ストレージ統合、施設の対応状態といった重要な導入要素を包括的に評価できます。さらに、OpenUSDベースのデジタルツイン・ワークフローの活用により、ASUSやエコシステムパートナーのソリューションをシミュレーション対応アセットとして表現できるため、インフラ要件を正確に予測し、導入計画を事前に最適化することが可能になります。

 

また、高負荷なAIワークロードの要求に応えるため、ASUSはNVIDIA HGX Rubin NVL8およびIntel® Xeon® 6プロセッサを搭載したシステムも展示します。これには、革新的なハイブリッド冷却オプションを備えた「XA NR1I-E12L」や、100%液冷システムの「XA NR1I-E12LR」が含まれます。さらに、トレーニング、推論、シミュレーション向けに高性能なアクセラレーションを提供するNVIDIA HGX B300搭載の「XA NB3I-E12」もラインナップに加わります。

このポートフォリオは、高性能でスケーラブルなNVIDIA MGXサーバーの包括的なラインナップによってさらに強化されています。今回初公開となるのは、液冷対応のNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUを8基サポートする高密度6Uシステム「XA P8A-E14AXL」と、次世代エージェンティックAIシステム向けにNVIDIA Vera C2プロセッサを搭載した2U AIサーバー「XA P4N-E2」です。

 

あわせて、NVIDIA RTX PRO 6000 BlackwellおよびRTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUをサポートし、過酷なAI、データ処理、ビデオ、ビジュアルコンピューティングのワークロードに対応するESC8000シリーズ(ESC8000-E12PおよびESC8000A-E13P)や、圧倒的なGPU間接続性を実現するNVIDIA ConnectX-8 SuperNICを統合した「ESC8000A-E13X」も展示します。

より広範なエンタープライズおよび汎用アプリケーション向けには、第6世代AMD EPYCプロセッサを搭載した最新のRS700A/RS720A/RS500A/RS520Aシリーズサーバーを発表します。これらのプラットフォームにより、AI、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)、仮想化、データ駆動型ワークロードにわたる柔軟なインフラ選択肢が確保され、大規模なAIファクトリーから日常的な企業コンピューティングまで、お客様を全方位でサポートするASUSの体制がより強固なものとなります。

 

スケーラブルな推論を支えるコンテキストメモリとストレージの強化

AIワークロードが長文コンテキスト、マルチターン、エージェンティック(自律型)ワークフローへと進化するにつれ、推論におけるコンテキスト処理がインフラの大きなボトルネックとなっています。ASUSはこの課題に対し、NVIDIA Vera CPU、NVIDIA BlueField-4 DPU、およびNVIDIA ConnectX-9 SuperNICを搭載した新しいCMX™ストレージサーバーUF920-E3-RS24」で応えます。

このプラットフォームは、高性能なKVキャッシュアクセスを提供し、トレーニング、推論、そしてエンタープライズ規模のAI展開におけるトークン生成を高速化します。また、WEKAおよびIBMとの協業により、高度なデータ管理、インテリジェントなサービス、高速なストレージアクセスを提供し、AIデータパイプラインを最適化してGPUの稼働率とコンピューティング全体の効率を最大化します。これにより、ASUSはコンピューティング、ストレージ、ネットワーキング、ソフトウェアを統合し、エンタープライズAIを大規模に推進する総合AIインフラストラクチャ・ソリューション・プロバイダーとしての地位を確立します。

 

企業および垂直統合型AIの導入によるトークン消費の活性化

トークン消費の領域において、ASUSは、スケーラブルなNVIDIA MGXアーキテクチャ、NVIDIA RTX PROサーバーNVIDIA Jetsonエッジコンピューター、そしてエンタープライズ向けソフトウェアで構築されたトータルAIインフラが、大企業、中小企業(SMB)、伝統的産業、医療分野における多様なAI導入の基盤としてどのように機能するかを実証します。業界のイノベーターやエコシステムパートナーとの連携により、ASUSはインフラを以下のような実践的で業種特化型のワークフローへと転換します。

 

  • エンタープライズAIの有効化: ESC8000A-E13X上に展開された「ASUS AI Hub with NVIDIA NemoClaw」は、自律型のAIアシスタントを構築するためのエンタープライズ向けエージェンティックツールを提供します。これにより、オンプレミスでの安全なAIワークフローをサポートし、厳選されたプロンプトライブラリを通じてシームレスなナレッジ検索を可能にします。社内でのスケーラブルな利用を想定して設計されたASUS AI Hubは、人事、コーディング、法務などの職種別アシスタントをサポートし、チームのナレッジアクセスを合理化して生産性を向上させ、管理された環境下での一次コンプライアンスレビューを支援します。
  • スマートヘルスケアのイノベーション:ASUS Smart Healthcare Solutions」は、ASUSの携帯型超音波診断装置やASUS VivoWatchのテクノロジーをNVIDIA NeMoオープンライブラリと統合し、ASUS Healthcare AI Agent Platformを通じて院内での安全なオンプレミスAIワークフローを実現します。AIコンピューティングインフラ、スマート医療機器、医療データプラットフォームにわたる垂直統合型のエコシステムを通じて、ASUSは病院や医療提供者へワンストップの包括的なソリューションを提供し、AIを活用した臨床意思決定をサポートして医療イノベーションを推進します。

 

さらに、ASUSはDobby DeepAgent PlatformやNunoXなどのエコシステムパートナーとも協業し、中小企業の経営や伝統的産業におけるエージェンティックAIおよび業界特化型AIの導入を拡大しています。また、NVIDIA Jetson上でNVIDIAがサポートするYoctoプロジェクトを採用し、お客様が安全かつ確実にLinux OSをカスタマイズできるようにしています。これらのデモンストレーションは、ASUSがインフラの構築にとどまらず、企業のAI導入へと歩みを進め、AIファクトリーの能力を垂直産業における実質的な価値へと変える仕組みを示しています。

 

ASUS:AIスーパーコンピューティング分野のドメインエキスパート

AIスーパーコンピューティング分野における知見と実績を基に、AIサーバーを中心とした包括的なAIインフラソリューションを提供しています。
NVIDIA、Intel、AMDとの協業のもと、設計から導入、検証までを一貫して支援し、パフォーマンスや運用効率、TCOの最適化に取り組んでいます。
また、最適化されたソフトウェアスタックやクラウドベースのアプリケーションサービスを通じて、企業がAIを活用したサービスやビジネスを迅速に市場へ展開できるよう支援しています。
さらに、SPEC CPU®やMLPerf™での評価実績を通じ、実運用を想定した性能と信頼性を示しています。
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