EEBのネジ穴位置とATXサイズに対応したZ10PA-U8は互換性に優れています。専用ケース以外にも一般的で入手しやすいATXケースに幅広く取り付け可能で、最先端のサーバーテクノロジーを低予算で実現することができます。
Z10PA-U8は、優れたPCI Express拡張性に加えレガシー拡張カードに対応したPCIスロットも搭載しています。革新的なASUS Flex-Eテクノロジーにより、リンクを合理的に分割・集約し、最大2つPCI Express 3.0 x16スロットまたは4つのPCI Express 3.0 x8スロットをサポートします。PCIスロットは、監視ビデオキャプチャや産業用制御などのレガシーPCIデバイスにも対応しており、過去に投資した製品も長期間にわたり使用することができます。また、高音質で7.1サラウンドチャンネルに対応したMIO-892オーディオカードもサポートしております。
Z10PA-U8は6 Gb/s SATAポートを10基搭載し、大容量記憶装置を余裕を持って収容できます。また、6Gb/s SATA 9基と起動ドライブに最適なSSD用M.2スロット1基に構成を変更することも可能です。最新のPIKEソリューションに対応し、標準PCI-Eフォームファクタで複数のPIKE IIカードを1台のマザーボード上に搭載でき、拡張性と操作性を極限まで高めています。 PIKE IIカードを取り付けるだけで記憶容量を12GBへとアップグレードすることができます。
厳選されたパーツだけを使用して設計を行い、94%もの電源効率を実現しました。この優れた電源効率はBeat Thermal Choke、Dr. MOS、12Kコンデンサ、Digi + VRMの4つの柱で構成されています。
・Beat Thermal Choke：特別に設計された冷却フィンにより通常より3～5℃チョークコイルの温度を下げて安定性を高め、電力効率を高めます。
・Dr. MOS：高い安定性に定評があるMOSFETを採用。切替効率を最適化し、システムの効率化を高めます。
・DIGI+ VRM：1フェーズごとに細かく電力供給を管理し、発熱を抑えて電力供給を安定させます。
またASUSではサーバー製造メーカーとして世界で初めて12K固体コンデンサを導入しました。この12K固体コンデンサは摂氏65度では120万時間(摂氏105度では1万2千時間)の稼働を可能にし、等価直列抵抗(ESR)を軽減させることで発熱を最小限に抑えています。
変化するシステムのブート状態を秒単位で可視化し、システムの診断を行えるクイックガイダンス機能を搭載。クイックガイダンス機能では 2つのフェーズで状況を確認することができます。
・フェーズ1：目まぐるしく変化するPOSTの状態を秒単位で発光表示し、システムブートがどの段階にあるのかすぐに把握できます。
・フェーズ2：デバイス検索情報を2桁のコードメッセージで表示し、スタートアッププロセスを総合的にわかりやすく表示します。
ASMB8-iKVM（IPMI 2.0準拠）によって、リモート接続でのBIOS更新や、スタンドアロンでのKVM/Javaユーティリティ、ビデオ録画、およびBSODキャプチャが可能です。アウトオブバンド管理に基づき、サーバーのOSが落ちたり、オフラインの場合も、KVMモジュールが24時間のリモート監視と診断を行います。Webベースのグラフィカルインターフェイスはユーザーフレンドリーで、主なブラウザーには全て対応しています。 さらに、ASWM Enterprise Softwareは、カラフルで詳細なグラフィカルインターフェイスを介して、BIOSフラッシュ、ソフトウェアディスパッチ、タスクスケジューラ、リモートコントロール、電源制御の全てを含むワンツーマルチの集中管理を提供します。 ASUSのリモート管理ソリューションにより、サーバー管理とトラブルシューティングの時間と労力を節約できます。